単価コンパス

SES還元率 逆算・手取り計算ツール

あなたの月給と客先単価(推定)を入力するだけで、還元率を逆算できます。 客先単価がわからなくても、複数パターンの推定結果を表示します。

万円

手取りではなく額面(総支給額)を入力してください

SESの還元率とは?

SES(システムエンジニアリングサービス)の還元率とは、クライアント企業がSES企業に支払う客先単価に対して、エンジニアに給料として還元される割合のことです。例えば客先単価が60万円で月給が36万円なら、還元率は60%です。

SES還元率の業界平均

一般的なSES企業の還元率は60〜70%が相場と言われています。ただし商流が深い(2次請け・3次請け)場合は、 中間マージンが発生するため実質的な還元率はさらに下がります。

還元率評価
80%以上非常に高い(高還元SES)
70〜80%高い
60〜70%業界平均
50〜60%低い
50%未満かなり低い(要注意)

還元率が低いと感じたら

還元率が業界平均を下回っている場合、高還元のSES企業への転職や、 フリーランスとして独立することで大幅な年収アップが期待できます。 まずは自分の市場価値を把握することが重要です。

フリーランスになった場合の手取り額が気になる方は、フリーランス手取りシミュレーションで具体的な金額を確認してみましょう。

SES正社員とフリーランスの「取り分」の違い

SES正社員の場合、客先単価がいくらかは通常知らされません。月給は会社が決めた固定額で、「還元率」は結果的にそうなっているだけです。 だからこそ、月給から還元率を逆算して「会社にいくら抜かれているか」を把握することが重要です。

一方、フリーランスの場合は案件の単価が提示されることが多く、SES正社員より取り分を把握しやすい傾向があります。ただしエージェントのマージン率は非公開の場合もあります。

SES正社員フリーランス
客先単価の開示されないことが多い案件単価は提示されることが多い
取り分の決まり方会社が決めた月給(固定)客先単価 − マージン
エンジニアの取り分50〜70%が相場75%前後が相場(マージン平均25%※)
マージンの透明性ない(会社の裁量)エージェントにより異なる(非公開も多い)

※ エージェントのマージン率は業界平均20〜30%をもとに25%で記載。エージェントにより10〜30%程度の幅があります。

例えば客先単価60万円の場合、SES(還元率60%)なら月給36万円、 フリーランス(マージン25%※)なら報酬約45万円と、同じ客先単価でも手元に残る金額が大きく異なります。フリーランスの手取りをより詳しく知りたい方は、フリーランス手取りシミュレーションをご活用ください。

商流の深さと還元率の関係

SES業界では、エンド企業から直接案件を受ける「1次請け」と、間に別の企業が入る「2次請け」「3次請け」で、 エンジニアの手元に届く金額が大きく変わります。 商流が1段深くなるごとに中間マージンが発生し、実質的な還元率が10〜15%下がるケースも珍しくありません。

商流エンド単価80万円の場合SES企業への支払い月給目安(還元率65%)
1次請け80万円80万円約52万円
2次請け80万円約65万円約42万円
3次請け80万円約55万円約36万円

同じスキルで同じ仕事をしていても、商流の深さだけで月給が10万円以上変わる可能性があります。 自社がエンド企業から何次請けなのかを確認することは、還元率と同じくらい重要なポイントです。

SESの客先単価を知る方法

多くのSES企業は客先単価を開示していませんが、以下の方法で推定することができます。

  • 自社に直接聞く — 最近は「単価開示」を売りにするSES企業も増えています。聞いて教えてくれる会社は、還元率にも自信がある傾向があります。
  • フリーランスエージェントの公開案件を確認する — 同じスキルセット・経験年数の案件単価を見れば、自分の客先単価の相場がわかります。
  • 同業者やSNSで情報収集する — X(旧Twitter)やQiitaなどで、同じ技術領域のエンジニアが共有している単価情報を参考にできます。
  • スキル・経験年数から相場を推定する — 例えばJava経験3年なら50〜60万円、AWS+インフラ経験5年なら70〜85万円が目安です。

SESの還元率を上げるためにできること

現在の還元率に不満がある場合、以下のアクションで改善が期待できます。

  • 高還元SES企業へ転職する — 還元率80%以上を明示している企業も存在します。単価開示・還元率開示をしている企業は透明性が高く、交渉もしやすいです。
  • スキルアップで単価を上げる — クラウド(AWS/GCP)、コンテナ技術、上流工程の経験があると単価が上がりやすく、同じ還元率でも手取りが増えます。
  • 商流の浅い案件を狙う — 1次請け案件に入れるSES企業を選ぶことで、中間マージンを減らせます。
  • フリーランスへ独立する — 還元率(取り分)を80〜90%に大幅アップできます。独立後の手取りはフリーランス手取りシミュレーションで確認できます。