フリーランスエンジニアの単価相場
言語・インフラスキル・経験年数・商流別に、フリーランスエンジニアの月額単価の相場をグラフで解説します。 同じスキルでも「どこから案件を取るか」で単価は月20〜30万円変わります。
※ 数値は税引前の月額単価(週5・160h稼働)。大手フリーランスエージェントの公開単価とPE-BANK等の公式マージン公表値をベースに整理。データソース
フリーランスエンジニアの単価 早見表
- 全体の月額平均
- 76〜78万円
- 経験3〜5年の目安
- 60〜75万円
- 高単価レンジ
- 90万円〜
- 時給換算(80万円)
- 5,000円
※ 2025年の主要フリーランスエージェント公開案件の集計では、月額平均単価は概ね73〜79万円レンジで推移。
言語別のフリーランス単価相場
経験年数ごとの月額単価の目安。mid(3〜5年)の値はレバテックフリーランス「単価相場」ページ等、大手エージェントの公開平均値を参考にしています。
Java
PHP
Python
JavaScript
TypeScript
Go
Ruby
C#/.NET
ポイント:複数エージェントの2025年公開集計では、Rust・Go・Rubyが言語別単価の上位(90万円前後)。 HiPro Techの2024年実績ではTypeScriptが言語別1位(98.5万円)で、いずれも人材供給が追いつかない領域が高単価になっています。
インフラ・クラウド系スキルの単価レンジ
クラウド・コンテナ・SRE系のスキルはフリーランス市場で特に高単価(経験3年〜7年以上のレンジ)。
ポイント:SRE・プラットフォームエンジニアは月90〜110万円と言語別案件を超える水準になりつつあります。 AWS認定Professional保有で+5〜15万円上乗せ(Heyday調べ)。セキュリティはレバテック2024年調査で案件発生数が前年比146%と需要急増中。
経験年数別のフリーランス単価
フリーランスは実務経験ベースで単価が決まります。未経験〜1年はそもそも案件がほぼ無いため、まずは正社員やSESで経験を積むのが現実的です。
AWS等のクラウド領域で一部案件があるが、大半のフリーランス案件は実務2〜3年以上が必須。まずは正社員・SESで経験を積むのが現実的。
一人称で開発できるレベル。エージェント経由の中小案件が中心で、単価は正社員SESと同等〜やや上。
フリーランスとして最も人口の多い層。リーダー・技術選定経験が付くと75万円超えも狙えるゾーン。
アーキテクチャ設計・複数サービス経験で単価90万円の大台に。Go・TypeScript・SREで100万円超も。
PM・PMO・テックリード・ITコンサル・SAPコンサル等の上流領域は120万円超えが相場。
商流別の単価差|同じスキルでも月30万円変わる
フリーランスの単価が最も大きく変わるのは「どこから案件を取るか」です。 FreelanceBoxの事例では、同条件でエンド直契約は1次請け経由より月20〜30万円高く(60万円→90万円)、 商流が1段深くなるごとに約10%単価が削られます。
エンド企業と直接契約。最も単価が高いが、営業・契約・請求を自分で完結させる必要あり。
元請けSIerやコンサルの下で稼働。案件の質は高く、マージンは約20%控除が相場。
PE-BANK(8〜12%公表)・テクフリ(10〜15%公表)・レバテック/Midworks(10〜15%推定)等。
中小エージェント・下請け介在型。営業代行として使えるが、単価は削られやすい。複数登録で比較推奨。
商流が深い案件。2次+3次で合計40%控除の事例も。同スキルで直請けとの差は月30万円以上になることも。
単価を上げる近道:まずは大手エージェントに複数登録してマージン率を比較し、 3〜5年の経験が溜まったら直請け案件に挑戦、という流れが定石です。
時給換算・週3稼働の単価目安
フリーランスの単価を時給に換算すると、正社員との差が実感しやすくなります(月160時間稼働で計算)。 Workship・レバテック等の集計では、フリーランスエンジニアの時給相場は4,000〜5,000円、ハイスキルで6,000円超が目安です。
| 月額単価(週5) | 時給換算 | 週3稼働の月額目安 |
|---|---|---|
| 60万円 | 3,750円 | 36万円 |
| 80万円 | 5,000円 | 48万円 |
| 100万円 | 6,250円 | 60万円 |
| 120万円 | 7,500円 | 72万円 |
※ 週3案件は稼働時間が減るため時給ベースでは同じですが、実質の月収は6割相当になります。 レバテック週3案件の平均は月71万円、エンジニアスタイル系(ハイクラス寄り)で月83万円という集計も。 複数案件のパラレル稼働で月収を維持するケースもあります。
フリーランス単価を上げるスキルの掛け合わせ
単一スキルよりも、掛け合わせで単価は大きく変わります。
フリーランス単価に関するよくある質問
フリーランスの単価はSESより本当に高いの?
同じ客先単価の案件でも、SES正社員は還元率50〜70%なのに対し、 フリーランスはエージェントマージン10〜25%を引いた残りがそのまま収入になるため、 同条件で月10〜20万円手取りが多くなるケースが一般的です。 ただし社会保険・退職金・有給が無い点を加味した実質比較が必要です。
単価70万円のフリーランスの手取りは?
月額70万円(年商840万円)の場合、経費・青色申告控除・所得税・住民税・国民健康保険・国民年金を差し引いた手取りは およそ年間550〜600万円(月平均46〜50万円)が目安です。 経費額や扶養状況で変動するため、手取りシミュレーターで個別に試算できます。
未経験からフリーランスになれる?
実務未経験からの直独立は案件がほぼ無いため現実的ではありません。 まずは正社員またはSESで実務2〜3年の経験を積むのが定石。 SESの客先単価相場を把握しつつ、 独立後の収入差も同時に検討しましょう。
エージェントのマージンはどのくらい?
マージン率を公表しているエージェントの実例では、PE-BANK が1年目12%→段階的に8%、テクフリが10〜15%。 レバテックフリーランス・Midworks は非公開ですが10〜15%と推定されています。中小・下請け介在型は20〜30%が相場。 同じエンド単価100万円でも、マージン15%なら手取り85万円、30%なら70万円と月15万円の差になるため、複数登録して単価提示を比較するのが確実です。
フリーランス単価相場を使いこなす
フリーランスエンジニアの単価は、言語・経験年数・商流・エージェントマージンの4要素でほぼ決まります。 相場を知ることで、提示された単価が妥当かどうか、より高単価を目指せる余地があるかを判断できます。
単価がわかったら次は手取り。月額単価から税金・社会保険を差し引いた実収入は、フリーランス手取りシミュレーションで試算できます。経費額や青色申告控除を変えながら、年収の見込みを具体的に把握してください。
SES正社員の客先単価相場はSES単価相場ガイドに、同じ客先単価でSES・フリーランスの手取りがどう違うかはSES vs フリーランス徹底比較にまとめています。独立を迷っている方は合わせてチェックを。
独立後は単価だけでなく、資金繰り・賠償リスク・所得補償・税金などの「お金まわり」も自分で管理する必要があります。フリーランスのお金まわり完全ガイドで5領域を整理しています。
実際に単価相場を案件で確認するなら、100社超のエージェント案件を横断検索できるフリーランスボード(PR)が便利です。言語・経験年数別の実勢単価を一覧で確認できます。
単価100万円以上の上流案件(PMO・テックリード・SAPコンサル等)を狙う場合は、 有名コンサルファーム・SIer出身者向けの高単価特化エージェントIT Consultant Bank(ICB)(PR)の特徴まとめも参考になります。
データソース・出典
本ページの単価は以下の公開データを2026年4月時点で集計・整理したものです。 各社の最新値は出典元で確認してください。
- レバテックフリーランス 単価相場(Java 69万円/PHP 72万円/Python 76万円/JavaScript 70万円/TypeScript 77万円/Ruby 80万円)
- HiPro Tech 2024年実績プレスリリース(パーソルキャリア)(TypeScript 98.5万円/Python 98.3万円/Ruby 97.5万円/Go 95.0万円)
- レバテックフリーランス AWS案件の単価解説(経験5年+ 85万円、一般70〜80万円、案件幅60〜180万円)
- レバテック 2024年職種別ランキング(ITコンサル 82万円・PM 77万円、調査対象11,473件)
- ITプロパートナーズ 経験年数別単価解説
- PE-BANK 公式手数料(1年目12%→段階的に8%まで低下を公表)
- FreelanceBox 多重下請構造の解説(商流1段ごとに約10%単価控除の事例)
- ITプロパートナーズ エンド直案件解説
- フリーランス白書 2025(フリーランス協会・PDF)(年収800万円以上 22〜30%、1,000万円以上 9〜11%)
※ 本ページの掲載値は、複数ソースで裏付けが取れた項目(全体平均・言語上位・マージン率)を中心に採用しています。 セキュリティ分野の個別平均単価や、商流別の厳密な金額差は一次調査が限定的なため、業界メディアの事例値をレンジで示しています。 実案件の単価は時期・スキル組み合わせ・交渉力で変動するため、最終判断はエージェントの提示単価や実案件ベースで行ってください。